【100均ダイソー】すきまテープ。208円で窓の騒音対策(防音・遮音)をしてみた【写真あり!】
私は築約20年のマンション(そこそこ有名ブランド:ヒントどうぶつ)に住んでいるのですが、この建物防音に対してものすごく甘く音が響きます。上の階の人間の歩く音もドタバタ聞こえてくるんです。上の階、隣の部屋の玄関のドアの開け閉めは絶対分かります。
加えて窓からの騒音、子供の騒ぎ声、無神経な親の声、犬の鳴き声などずっと悩まされてきました。今まで我慢するだけして(時々抗議もして)きましたが、そろそろ騒音に対して正面から立ち向かわなければいけないのだなと思いました。
そもそもうちのマンションは本当に防音に甘いのか?
築10年程度のマンションでは、LL45のフローリングが多く使われていました。
最新のマンションや、遮音に厳しいマンションでは、最も遮音性の高いLL40の遮音フローリングが採用されています。
出典 : 遮音性の高いマンションの見分け方 – スマート おうち探し | 不動産のお役立ち情報コミュニティー LIXIL(リクシル)リアルティ.com
20年前くらいまでは、150mm程度のコンクリートの厚みが一般的でした。最近のマンションは、床のコンクリートの厚みを200mm以上にすることが多くなっています。
出典 : 遮音性の高いマンションの見分け方 – スマート おうち探し | 不動産のお役立ち情報コミュニティー LIXIL(リクシル)リアルティ.com
冒頭でも言った通り、私は築約20年のマンションに住んでいますから、防音基準の考え方がちょうど切り替わる時期(厳しくなる)の建物になるんですね。通りで音が響くわけだ…
窓からの音の侵入が最も多い
壁や屋根、あるいは地面からも騒音は侵入してしまいます。
それでも断然、音の出入りは「窓から」が多くなります。
そのため、窓を防音対策するのは非常に効果的です。
出典 : 100均ダイソーで出来る窓の外の「騒音対策」で心地良い生活に一歩近づく! – NAVER まとめ
私の家の場合は窓以外にも、上の階や隣の部屋の振動音の響きが酷くそれも悩みなのですが、窓からの騒音は直接的な声(音の原因が分かる)が伝わってくるので精神的には最も辛いです。完全に一人の空間が欲しい。そこで、窓の騒音対策をしようということになりました。
本格的に窓の防音工事をしようとなると、すごくお金がかかる
窓の騒音に対して一番効果があるのは「防音性の高い二重窓」だそうですが、180cm×180cmの窓枠に対してでも8万近いお金がかかるとのこと。
180cm×180cmの窓の場合
LIXIL(TOSTEM)のインプラス引き違い窓二枚建て
単板ガラス3mmメーカーカタログ表示商品価格(7万7000円)から45%割引あり:約4万2000円
基本施工費:約3万2000円
諸経費:約2000円費用・価格の相場:約7万60000円
出典 : 窓の防音・遮音リフォーム価格は?
最も手軽に、そしてお金をかけずに防音するなら「ダイソー」へGO!
ダイソーで窓からの騒音対策に使えそうなものはないかと調べていると、「プチプチ断熱シート」と「すきまテープ」なるものが出てきました。ダイソーなのでどちらも108円です。
前者は窓の表面を覆うように貼るタイプのものです。冬場に販売されているもので、なおかつ騒音対策としては気休め程度みたいです。窓の騒音は窓の表面よりも隙間から入ってくることが多いそうで、それにうってつけなのは後者の「すきまテープ」です。
しかしながら、この「すきまテープ」使い方がよく分からない!調べても調べても使い方を分かりやすく説明しているサイトがどこにもない…パッケージの説明も不親切です。なので、自分で実際に使ってみて皆さんに少しでも分かり易く伝えようと今回の記事を書きました。
さてここまでが前置きです(笑)長くなりましたが、いよいよ「すきまテープ」の登場です。
すきまテープ(スポンジタイプ)は2種類ある
ネットで調べていた時にすきまテープは起毛タイプのものがあったのですが、私が行った店ではスポンジタイプのみでした。ちなみに5月末の時点で「プチプチ断熱シート」は販売されていませんでした。
- 【水色のパッケージ】幅:1.5センチ 厚さ:0.8センチ 長さ:約5メートル
- 【ピンクのパッケージ】幅:3センチ 厚さ:2センチ 長さ:約5メートル
どっちが家の窓にあってるか分からなかったので、とりあえず両方買ってみました。
やはりパッケージも説明も分かり辛い、というか説明する気がない?!
戸当たり部分の溝の中に貼る
戸当たりとは、ドアや引き戸が最大に開いた位置で戸を止めるストッパとして使用する部品です。
出典 : 戸当り 【通販モノタロウ】ドア・扉金物:建築金物・建材・塗装内装用品
すきまテープを貼る場所ですが、おそらくこの「戸当たり部分の溝の中」というのが正解だと思います。言い換えると、窓を締め切った時に窓に接触する部分ですね。
戸当たり部分の幅は約1.1センチだったので、最初きっちり幅に合わせようかなと幅に合わせて切り取ろうと考えていました。が、幅1.5センチのテープがぴっちりと入りました。切らなくてよかった。クッション性があるので戸当たり幅より大きめくらいが良い幅だったのです。
ぴったり!
反対側の戸当たり部分にも貼っていきます。両面テープは一気に剥がさず、少しずつ剥がしながらだと貼りやすい。窓ちゃんと閉まってくれるかな…
右側も貼れた。
窓もきっちり閉まった!窓を閉める時、きちっと締め切ってからレバーを回すのがコツです。締め切らずズレた状態ですと、すきまテープを貼って意味が半減してしまいます。
テープが余ったので屋外側の溝の部分にもテープを貼る
ここで厚さ2センチの方のテープも登場。窓を閉めた時に接触するかしないかギリギリの位置に貼ってみました。厚さ0.8センチのものと同じ要領で接触する部分に貼ると、窓が閉まらなくなってしまうでしょう。
はい。これで全て使い切りました。気持ち良いくらい無駄のない買い物でした(笑)
窓の左の屋外の溝は約1.1センチの溝とほぼ同じ幅だったので、接触する部分に厚さ0.8センチのものを貼る。
テープがまだ少し余ってるので、窓の中心部分にもシートを貼る
窓の中心部分のすきまも”気持ち”塞いでしまいましょう。完全に塞ぐと窓が開かなくなってしまうので、窓を開けた時に接触するかしないかギリギリの位置に。
肝心の防音・遮音効果はどうか
すきまテープを貼って窓をきっちり閉めた状態だと、貼る前と比べて明らかにすきま風は感じにくくなりました。ただ、若干は外の空気を感じます。ですが、部屋の密閉感は増して屋外から入ってくる音もマシになった気がします。
たかだか208円、されど208円。これで少しでも悩みが軽減されるなら、やってみない手はないでしょう。皆様もこの記事を大いに参考にしてみてください。