【目から鱗】長年悩まされたハムノイズがアレをしただけで消え去った!【オーディオインターフェイス/録音/配信】

「Steinberg オーディオインターフェイス UR12」Hi-Z端子に差し込んでいた変換プラグを抜く前

普段オーディオインターフェイス(Steinberg UR12)とマイクを使い録音やストリーム配信を行っているのですが、低音のブーンという「ハム音・ハムノイズ」といわれるものと、高周波のようなピーという音が酷く、打開策を模索していました。

そもそもハム音・ハムノイズとは

ハムノイズとは、交流電源の周波数である50Hz、もしくは60Hzの周波数が、信号中に混入することで発生するノイズ(雑音)のことである。ハムノイズはスピーカーに音声信号を伝えるケーブルなどから混入し、主に低音として聞こえる。
出典 : ハムノイズとは何? Weblio辞書

マイクケーブルがAmazonで1000円以下で買ったものだったので、当初はハムノイズの原因はマイクケーブルではないのかと勝手に考えていました。

現在使っているマイクケーブルはこちらです。2000円ぐらい価格帯が上ものだとハムノイズ対策に優れたものがあるようなので、購入を検討して島村楽器の店員さんに相談しました。すると、『ハムノイズの原因は電源周りが怪しいかもしれないですね。一度極性(コンセントを指す上下の向き)を確認してみるといいかもしれないです。場合によっては「パワーディストレビュータ」で安定した電源供給をする必要もありますが、やや値段がしますね。』と、すごい情報量でした。感謝。

オーディオ機器は電源の極性を合わせることでシャーシ電位を下げ、グランド電位の変動に伴う音声信号の歪や劣化を抑えることができます。それにより、微小信号の再現性が向上し音像定位が良くなるなどの効果があります。あまり意識しないと気付かないですが、壁のコンセントにはHOT(プラス)とCOLD(マイナス/アース)という極性があります。
出典 : オーディオビギナー必見!! ちょっとしたことで音を良くする10の方法 | タマガワオーディオWEBマガジン

ハムノイズの原因探し「どうも電源周りが怪しい」

ノートPCの電源プラグを抜いた様子

電源コンセントやプラグにはプラスとマイナスのような極性があり、極性を合わせることでノイズが軽減することがあるそうです。家に帰って電源部分を見ると。見事にプラグ(差し込む方)の向きが逆さになっていたので極性を合わせてみました。あまり変化はなかったのですが、電源コードを外した時にハムノイズが消えることに気付いてしまったのです!(やはり原因は電源だったか…)

これはいよいよパワーディストレビュータの出番かなと思いました。価格はおおよそ1万5000円くらいからでべらぼうに高いという訳でもありません。

マイクケーブルのXRL端子(オス側)の金属部分を触っている様子

ここでもう一つ気になっていたことがありました。マイクケーブルのコネクター部分(XRL オス)を触るとハムノイズが消えるのです。さすがに録音中や配信中にずっとこの部分を触っているのはしんどいので、その原因を調べてみました。すると、YAMAHAの公式サイトで気になる情報を発見。

例えば、マイクを触りながら、ミキサーの金属ボディを触ってノイズが消える場合、アースや電源ノイズの可能性があります。電源の取り口を変えてみるなどの対策を行ってください。
出典 : 【アナログミキサー共通】ノイズが酷いです。どうしたら解消しますか。 – ヤマハ

これにも見事に当てはまっていました。マイクケーブルのコネクター部分(XRL オス&メス)、ステレオ標準ジャックに差し込んだ変換プラグ、のいずれも金属部分を触るとハムノイズが消えるんです。ただ、Hi-Z端子に差し込んだままにしていた変換プラグだけは触ってもノイズが微妙に残るので、一度抜いてみたんです。すると、ノイズが消えた!!!ハムノイズの原因はこれでした。

【実証】スタインバーグ オーディオインターフェイス UR12で電子ピアノ・シンセの音の入力に成功!

この変換プラグというのは上記の記事でも紹介した電子ピアノからの音声の際に使用したもので、ホコリ避けになるかなと思いそのまま差し込んだままにしていました。使わない時に差し込んだままにするべきではないのですね。それと同時に1000円以下のマイクケーブルがちゃんと仕事をしてくれていることも分かったのでした。

Hi-Z端子に差し込んでいた変換プラグを抜く前

「Steinberg オーディオインターフェイス UR12」Hi-Z端子に差し込んでいた変換プラグを抜く前

Hi-Z端子に差し込んでいた変換プラグを抜いた後

「Steinberg オーディオインターフェイス UR12」Hi-Z端子に差し込んでいた変換プラグを抜いた後

今回のハムノイズの検証動画(比較動画)をYouTubeにもアップロードしましたので、是非参考にしてみてください♪OBS Studioの録画機能を使って録音しています。



皆さんももしハム音・ハムノイズでお困りでしたら、オーディオインターフェイスの差込口(端子)に刺さっているプラグを抜き差ししてみることをお勧めします。原因はすごく単純なものかもしれません。

この記事にコメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP