【詐欺】楽天市場を装ったフィッシング詐欺に遭いイオンカードで約40万円の不正利用をされたのでまとめてみた
自分は絶対引っかからない!そう思って居る人程、実は危ない。筆者は見事にクレジットカードのフィッシング詐欺に遭ってしまったので、自身の忘備録と同じ様な被害者を増やさない為の注意喚起の意味も含めてその一部始終を共有させていただきます。
2022年の1月の中旬頃に普段利用しているイオンカードから「イオンカードご利用状況確認のお願い」というメールが来ており、内容は私が所持しているクレジットカードにおいて「承認照会取引」があったというものでした。
イオンカードの「承認照会取引」とは
イオンマークのカードで、不正利用の多い取引条件に合致した承認照会取引が確認された場合に、「イオンカードご利用状況確認のお願い」のメールをイオンクレジットサービスよりお送りしております。
出典 : 「イオンカードご利用状況確認のお願い」というメールが届きましたが、これは何ですか。 | よくあるご質問| 暮らしのマネーサイト
つまり不正利用された可能性が高いですけど大丈夫ですか?という連絡にはなるのですが、計7回合計395,469円の利用は全く身に覚えがなく、急いでカード会社に連絡しました。
まずはカードを発行してもらった会社へ連絡
カードの不正利用に遭った場合(または遭った可能性がある場合)はまずはカードを発行した会社へ連絡します。私の場合は国産ブランドはVISAですが、カードを発行した会社はイオンカード(イオンクレジットサービス株式会社)になります。
電話してまずは本人確認と「承認照会取引」であったより引きの身に覚えがあるか、そして不正利用に遭う原因となるような行動があったかどうかについて聞かれました。(※フィッシング詐欺に繋がる様なサイトへのアクセスや情報入力があったかやカードの盗難に遭ったかどうか等。)
ちなみにイオンカードの方によると、スキミング等で不正利用をされることは近年ほどんどないそうです。
クレジットカードの「スキミング」とは、カードの磁気ストライプに記録された情報を「スキマー」と呼ばれる装置で読み取る犯罪を指します。スキマーとは、データを不正に読み取る目的で使われる機器のことです。
出典 : クレジットカードのスキミングとは?巧妙化する手口の詳細と対処法| クレジットカード使いこなし術 お得な知識や気になるあれこれ | LINE Pay
また、イオンクレジットカードの方から今回私のカードがモンゴルの教育系の通販で利用されているという驚きの事実を教えていただきました。この段階ではフィッシング詐欺に遭ったとは思っておりませんでした。
ひとまず不正利用について調べる為に約1ヶ月程の時間がかかりまた連絡が来るということで終話しました。不正利用に遭ったカードは利用停止。新しい番号のものが再発行され1~2週間後に届くとのこと。
警察に届け出をして「受理番号」を貰う
カード会社に連絡して一安心ではなく、不正利用に遭った場合は警察に行って届け出をすることが非常に重要だそうです。
カード会社へ連絡が終わると、次は警察へ被害届を。被害届が受理されると受理番号がもらえますので、カード会社に連絡して共有しておきましょう。受理番号が、警察へ届け出た証拠になりますよ。
出典 : クレジットカードが不正利用された?!確認方法と気づいたときの対処法 | IYOCAstyle
私も最寄りの警察署へ行き状況を説明しました。そこでフィッシング詐欺に遭った可能性が高いことを示唆され、私も今一度何かクレジットの情報を入力した覚えがないかどうかを振り返ったところ、年末に携帯へ来ていた楽天市場からのクレジットカードの情報の更新を促すメールに入力してしまったことを薄っすらと思い出しました。
そのメールを探し当て警察署の方に見せたところ、明らかに不審なメールであり典型的なフィッシングサイトであるとのことでした。そのメールがこちらになります。
iPhoneの青いメールのアイコン(いくつかのアドレスと連携している)を開いてカード情報を入力しており、よく見ると楽天市場で登録しているメールアドレスとは他のアドレス宛に来ているものでしたのでその1点においても明らかに不審なメールでした。
警察署の方によると、そういうサイトがあるということは同じような被害に遭った方は全国に何人も居られる可能性が高いので、カード会社が不正利用を認めないことは考えにくいということでした。ただ必ずとは言い切れない部分もあり、カード会社から連絡が来た時に警察へ届け出をした証明である「受理番号」がないと不正利用を認められないケースもあるそうなので、今回この「受理番号」をもらいました。
警察署の方曰く今回の「受理番号」は被害届によるものではなく、あくまで相談を受け付けたものによる証明とのことでした。これでも十分意味があるということです。
それから約4週間後、イオンクレジットから封筒が届きました。中身は「カード番号盗用届兼権利移転書」や返送用の封筒等です。
「カード番号盗用届兼権利移転書」に警察署で発行してもらった「受理番号」も記入して返送。その後3月25日現在イオンカードからは特に連絡は来ておりませんが、不正利用された分の請求がされることはありませんでした。
フィッシング詐欺に遭わない為に
- メールに届いたリンクには極力アクセスしない(※基本はブックマークからアクセス)
- メールに届いたリンクからは絶対に情報入力しない
- メールの宛先を確認(※サイトに登録してないアドレス宛であれば明らかに怪しい)
被害に遭わない為には、まずはこの3点を徹底することだと思います。そして万が一被害に遭った場合は、速やかにカードを発行した会社に連絡してカードの利用停止を行う。そして最寄りの警察署に相談し「受理番号」を貰う。それさえしておけばよっぽどカード会社からの請求がされることもないとは思います。
こういった詐欺は昔から後を絶ちませんが、今回は具体的な詐欺被害の一例を共有することで少しでも被害に遭われる方が減ることに繋がれば幸いです。