4月以降は東日本より西日本で花粉が多くなる?

花粉症に影響を与える花粉は大きく分けて、スギ花粉、ヒノキ花粉、シラカバ花粉の3つあります。
シラカバ花粉は聞き馴染みがないかもしれませんが、北海道や長野県にしているカバノキ科の木の花粉です。
シラカバは主に北海道や長野県に分布し、4月下旬から6月にかけてが花粉のピークです。
出典 : スギのない北海道も花粉の季節到来 !! ハンノキが早くも飛散、4月からはシラカバ(tenki.jpサプリ 2015年3月28日) – 日本気象協会 tenki.jp
ピークはスギ⇒ヒノキ⇒シラカバの順番
花粉のピークの時期は木によってそれぞれ違います。今年のスギ花粉のピークは、西日本や東日本の広い範囲で3月上旬〜中旬、東北で3月下旬〜4月上旬と予測されています。例年3月の終わり頃からヒノキ花粉が増加し始めます。
ウェザーニュースのスギ、ヒノキの飛散ピーク予想グラフはこのようになっています。(※2017年1月発表のものです)
西日本は東日本に比べてヒノキの樹木が多い
ヒノキの分布図をご覧ください。西日本に多く生息しており、反対に東北や北海道にはほとんど分布していないのが分かりますね。
※引用元によると第3期のデータとは現地調査を元に分類しているものだそうです。
これこそが、ヒノキ花粉の飛散がピークを迎える4月以降に西日本で花粉が多くなる理由なのです。
ちなみにスギの分布図がこちら。
スギの樹木は北海道を除いて、日本列島一面まんべんなく分布しています。ちなみに沖縄は花粉の目立った飛散がないので、分布図に入っていないそうです。羨ましい。
ヒノキの花粉の飛散は例年ゴールデンウィーク頃まで続くそうです。西日本にお住まいの方はもうしばらく対策が必要ですね。